永住権申請の身元保証人とは?責任範囲や条件を解説

日本の永住権を申請するには、「身元保証人」が必要です。
「保証人」と聞くと、
- 何か責任を負わなきゃいけないの…?
- 身元保証人になってくれる人っているの?
- 誰にお願いすべきなの?
と不安になる方も多いかもしれません。
しかし、永住権の申請でいう保証人は、「法的義務のある連帯保証人」とは異なります。
この記事では、身元保証人はどんなことをするのか、誰がなるものなのかについて、ビザ専門の行政書士がわかりやすく解説いたします。
身元保証人は何をするの?
身元保証人とは、
・申請人に対して法令の遵守を指摘、助言
をする人のことです。
また、あくまで身元保証人の責任範囲は「道徳的責任」にとどまるとされています。
つまり、申請人に万が一のことが発生した際、「何も援助しなかった」又は「できなかった」場合でも、身元保証人に対して特に法律上の責任を追及されることはありません。
身元保証人になれる人
永住権の申請において、「身元保証人」となれるのは下記の方のみです。
日本人と結婚している方なら、旦那様または奥様にお願いすれば問題ないでしょう。
独身の方なら、親しくしている日本人、または既に永住権を取得している友人、自身が勤めている会社の上司や社長にお願いしてみるのも良いでしょう。
その際は誤解を与えぬよう、「身元保証人」の概要について、きちんと相手に説明し理解してもらうための準備をしておきましょう。
なお、身元保証人となる方には、身分証明書(運転免許証など)のコピーを用意していただく必要がございます。
※2022年6月1日〜身元保証人に関する内容が大幅に簡素化されました